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農の匠を訪ねて|VOL.11

【牧舎みねむら】

農の匠VOL.11|牧舎みねむら

牧場の美しさ、牛たちの目の輝きが安全・安心・高品質の確かな証し!

私達が作っています|牧舎みねむら 峯村誠太郎さん、伊世さん、ちひろさん

牧舎みねむらの牛舎にたたずみ、牛たちの様子を一目見て、思わず笑顔になってしまいました。牧場全体が清潔で健康的で、しかもオーナー・峯村さんご一家の牛たちに対する愛情がいっぱい! 牛たちの健康そうな顔つきや毛並みのツヤからも、ストレスとは無縁の、快適な飼育環境にいることがうかがえます。「牛が好き!」…その一念で、ご両親がスタートした牧場経営を引き継いだ峯村誠太郎さんは、人工授精から分べん、飼育、肥育まで、完全一貫飼育をおこない、高品質な肉牛を出荷しています。
また、地域の農業経営者とともに循環型の農業を実践。新しい特産品も生み出しました。東信州の高原で、情熱ある若い人々による新しい農業が始まっています。

牛への愛情に満ちた牧場

約15年前から黒毛和牛の一貫飼育に取り組み

食品の安全・安心に対し、日本中の関心がかつてないほど高まっている今ですが、なかでも牛肉の品質管理には、多方面から厳しいチェックの目がそそがれてきました。 そうしたなか、約15年前から黒毛和牛の一貫飼育に取り組み、牛にとってこのうえないと思われる快適な飼育環境を整え、厳格なトレーサビリティー管理を確実にクリアして、高品質な肉牛の出荷をおこなっているのが、東信州・東御市の高原にある「牧舎 みねむら」です。

清掃や手入れの行き届いた舎内に悪臭はなく、稲わらやもみ殻の“日なたのにおい”が漂う清潔さ

湯の丸高原の麓、南北中央アルプス、八ヶ岳、晴れた日には富士山も見わたす標高900mの開放的なロケーションに加え、雨が少なく、年間の日照時間が長いこのエリアは、農産物や牧草の生育だけではなく、牛たちが健康に過ごすうえでも非常に良好な環境といえます。ゆったりとした放牧スペースはもちろん、牛たちが過ごす牛舎内のスペースも実にゆったり。清掃や手入れの行き届いた舎内に悪臭はなく、稲わらやもみ殻の“日なたのにおい”が漂う清潔さ。牛たちの目の輝きや毛のつやの良さが、ストレスフリーの環境で育っていることをうかがわせます。

人工授精から出産、飼育、そして肥育、出荷まですべて自前でおこなう一貫飼育

代表の峯村誠太郎さんが取り組んでいるのは、人工授精から出産、飼育、そして肥育、出荷まですべて自前でおこなう一貫飼育。約220頭(2013年11月現在)の黒毛和牛は、現在、ほぼ全頭がここで生まれ育った牛たちです。 「肉牛の品質を決める最も大きな要因は、血統と環境です。血統が何より大事といわれる世界ではありますが、私は環境が7割だと実感しています。ストレスを可能な限り感じさせない環境で育った牛は、丈夫で健康。病気に強く、餌をよく食べるので、よい肉牛となっていくのです」

根底にあるのは「牛が好き」という一途な思い

そうした環境を実現するために、誠太郎さんは家畜の人工授精をおこなう資格を取得し、一貫飼育にこだわって現在のスタイルを確立してきました。その根底にあるのは「牛が好き」という一途な思い。牛にそそぐ深い愛情が、そのまま清潔で健康的な牧場の姿に凝縮されています。

ここが【匠】のポイント

家族みんなで心のこもった牧場経営

牧舎みねむら 峯村誠太郎さん

「牧舎みねむら」を創業したのは、誠太郎さんのご両親。東京で勤め人をしていた父の富治さんが、仕事先で出会った牛にすっかり魅せられ、脱サラして1982年、信州・上田で乳牛4頭でスタートしたのが始まりでした。母のこのみさんとふたり、試行錯誤を繰り返しながらも、愛情いっぱいに牛を世話し、子どもたちにも惜しみない愛をそそぐ、そんな両親の姿を見て育ったのが誠太郎さん、そして妹のちひろさんでした。

飼育の場を現在の高原に移し、肉牛の飼育に切り替えたのは、今から15年ほど前。食肉の輸入自由化で、アメリカやオーストラリアから入ってくる安価な牛肉が市販されるようになり、日本中の牧場に暗い影を落とし始めたのを、逆にチャンスととらえ、高品質な黒毛和牛の生産にシフトしたのでした。

2代目を継ぐ意思を固めた誠太郎さんは、繁殖にも着手。飼育頭数を増やし、牧場の規模を拡大しながら、より付加価値の高い畜産業をめざしてきました。伊世さんという伴侶を得て、子どもも誕生し、今まで以上に深い愛情を持って牧場経営にあたっています。

東京で保育士として活躍していたちひろさんは、「いい環境で、いい家族とともに、のびのびと仕事をしたい」と、帰省を決意。誠太郎さんとともに牧場経営の一端を担っています。

「牧舎みねむら」の牛たちは峯村家全員の愛情を受けて健康に育ちます。生まれてから約30ヶ月、大事に育てた牛たちは出荷され、佐久市の食肉処理場で屠殺解体を経て格付けされ、食肉として市場に出回ります。「私たちは育てた牛たちの命を糧に生かしてもらっています。だからこそ、その命を大切にしたいし、決して無駄にしてはいけないと思うのです」と、誠太郎さんもちひろさんも、表情を引き締めます。「愛情込めた牛たちが少しでも高く売れるよう、肉の可能性を引き出せるような育て方をするのが、私たちの使命だと思っています」

「食」まで関わってこそ農業

牧舎みねむらで独自に企画製造した食肉加工品

峯村さんは、自分たちの牧場産の肉を、食肉として扱えるようになることをめざしています。「出荷するだけではエンドユーザーまで見届けることができません。一貫飼育から食育加工、販売まで手がけてこそ、本当の意味で生産と呼べるのだと思っています」

「牧舎みねむら」では、ビーフジャーキー、ビーフソーセージ、コンビーフ、ビーフカレーなど、独自に企画製造した食肉加工品の販売をおこなっています。現在は精肉加工販売の資格がないため、市場に出た自社の肉を買い取り、信頼できる加工業者とタイアップして作っていますが、これをすべて自前でおこなうのが、峯村さん一家の夢なのです。そのために、現在、誠太郎さんは必要な資格や国際的な衛生管理基準HACCPの取得に取り組み中。ちひろさんも、食育に貢献する農家レストランの開設を夢見ています。

また、地域で情熱を持って農業に取り組んでいる経営者と協働し、循環型の農業を実践するチームを組織。「牧舎みねむら」で出る牛糞を完全発酵させた良質な堆肥を生かし、安全・安心、そしておいしい地域の特産物を生み出すことにも尽力しています。その第一弾として、この冬、メンバーの一員である「澄男ファーム」で有機栽培されたスイートコーン「サニーショコラ」を使ったコーンスープが商品化されました。

生産から「食」、さらには地域のブランド創造や、食を通じた人と人の交流まで、峯村さん一家の可能性に満ちた取り組みの数々に、期待がふくらみます。

農家直売どっとこむで匠の農産物を【直売】しています!

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