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農の匠を訪ねて|VOL.09

【吉原果樹園】

農の匠VOL.09|吉原果樹園

苗から育てた健康なりんご 実りの秋は香り高く!

私達が作っています|吉原果樹園 吉原 信行さん

荒れていた畑の整地からスタートし、苗から育てた若木を植えたりんご畑が、7年の丹精を経て、秋、香り高い実りの時期を迎えようとしています。
わい化栽培で、高さも枝振りも美しく整えられたりんごは、信州オリジナルの人気品種、秋映・シナノゴールド・シナノスイートに加え、希少品種のぐんま名月、そして冬まで出荷が続くふじの5種類。東御を包む明るい陽光を十分に浴びて、元気に育った実は、その姿からも健康であることがうかがえる美形ぞろい。よい香りと、ジューシーな果肉と、品種それぞれに個性あるおいしさを備えて、完熟発送の時を待っています。

健全な木づくりに情熱をそそいで

「吉原果樹園」では、木を自然のままに大きくせず、背が低い状態でコンパクトに保つ「わい化栽培」を導入しています。

信州のりんご畑を訪ね歩くと、栽培にいくつかのスタイルがあり、畑によって違いがあることに気づきます。「吉原果樹園」では、木を自然のままに大きくせず、背が低い状態でコンパクトに保つ「わい化栽培」を導入しています。もともとはりんご栽培の先進値イギリスで生まれた技術で、コンパクトに育つ台木に接ぎ木をすることにとって木をわい化させ、日本各地のりんご産地に普及しました。
「吉原果樹園」のオーナー・吉原信行さんは、接ぎ木の技術はもちろん、わい性種の苗木から育てる技術を習得し、最も新しい最先端のりんご栽培をおこなっています。

畑に植えられたりんごの木はすべて吉原さんが自分で育てて大きくした若木

畑に植えられたりんごの木はすべて吉原さんが自分で育てて大きくした若木です。すでに十分な収量を得られる木に成長していますが、背は高くなく、収穫や摘花、摘果に高所作業車を使う必要がありません。その分、支柱を立てたり、横枝をこまめに誘引して日当たりを考慮したりと、手間ひまがかかりますが、「それがおいしさをはぐくむ大事な作業」と、吉原さんは意欲的に取り組んでいます。

モットーは「健全な木づくり」

吉原さんのモットーは「健全な木づくり」。おいしい実をつくり出す基本となるりんごの木を、健全に育てることに情熱を傾けます。苗づくりから取り組んでいるのも、その一環。万が一、畑の木が病気などになっても、強い薬剤等で無理やり延命を図るのではなく、苗があるからすぐに植え替え、被害を最小限にとどめることができるのです。

、土の健康にも細心の注意を

健全な木を育てるため、吉原さんは有機系の肥料のみを用い、土の健康にも細心の注意を払っています。また、実の一つひとつに十分に土の栄養が行き届くよう、そして、東御の陽光を十分に浴びて元気に美しく色づくような木のつくりにも配慮。果実の糖度を上げるための最高の条件となる自然の寒暖差のなかで、健康そのもののりんごが、品種それぞれの色や、食感や、味わいをその実に蓄え、収穫の時に向かって成長を続けています。

ここが【匠】のポイント

健康に暮らして、健康な果樹を栽培

吉原果樹園 吉原 信行さん

吉原さんは千葉県出身。首都圏でIT関連企業に約20年勤務してきましたが、将来を検討するなかで起業を思い立ち、関東圏へのアクセスがよい東信州での就農を決意しました。農業大学校で基本的な知識や技術を学び、里親や長野県内の先進的なりんご農家を師に実践的な修業を重ね、独立を果たしました。

借りた畑は、日当たりも水はけもよく、果樹栽培に適しているものの、長年放っておかれて荒れ果てててしまった場所。草刈りだけでなく、古いりんごやくるみの根を掘り出して取り除き、整地するところからのスタートとなりました。
「古い根が残っていると、病気になりやすいんです。里親さんに農機や車を借り、必死で畑をつくりました。でも、おかげで、土、肥料、りんごの木、すべて自分で手がけた、まさに自分の農園で、最初からこだわりを持ってりんごづくりを始めることができました」

「1日1個で医者いらず」といわれるほど栄養に富んだりんご。それだけに消毒は極力少なくし、小さい子どもからお年寄りまで、安心して皮ごと食べられるようなりんごを育てることが、吉原さんの願いでした。幼い自分の子どもたちにも安心して食べさせたいという思いもありました。農薬を減らすためには、木を強く健康に育てることが大切と考えた吉原さんは、「健全な木づくり」を農園経営のテーマに据え、苗づくりや土・肥料づくりに取り組みました。

種から育てると、実がなるまでに数十年を要すりんごの木ですが、わい化栽培により数年で出荷できるだけの収量を得られるようになります。1本1本苗木を植えたり、接ぎ木をしたりして、ゼロの状態から手をかけ、健康に育てたりんごの木は、いまや美しく色づいたみごとな果実を実らせ、最もおいしい完熟で収穫され、全国のお客様の元へ届けられます。箱を開けたときのうっとりするような香りも、完熟果実ならではの楽しみのひとつ。お客様の喜ぶ様子を想像しながら、吉原さんは季節ごとの“手間ひま”に挑んでいます。

果樹のなかでも、りんごは手間ひまを要すといわれます。春から初夏には摘花、摘果の作業があり、品種によって9月上旬から11月下旬頃まで収穫期が続きます。
「信州が最も美しい、いわゆる行楽シーズンに、一番忙しい農繁期を迎えるので、自分で楽しめないというのが誤算ではありましたが(笑)、この地で果樹栽培の道を選んだことを後悔はしていません。この手でおいしいりんごをつくるのは、やはり大きな喜びです。前を見て、こつこつ歩み続けていきたいと思っています」

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