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農の匠を訪ねて|VOL.05

【唐沢果実園】

農の匠VOL.05|唐沢果実園

夢だった農業だからおいしさと安心のために夢中、熱中!

私達が作っています|唐澤果実園 唐澤さんご夫妻

日本に本格的なぶどう栽培が導入された昭和30年代から、ぶどう栽培の好適地として注目され、特に巨峰の生産で日本をリードし続けてきた東御市滋野地区。その一画で、先代から続く農地を守り、ぶどう、くるみ、米などの栽培を手がけているのが、「唐沢果実園」の唐澤政徳さん・三枝子さんご夫妻です。
ご夫妻そろって外勤のかたわら先代を手伝って農業に携わってきた唐澤さんですが、とくに三枝子さんは長年、退職後に本気でぶどう生産に取り組むこと、農業に本気になることを夢見てきました。それが実現したのは約5年前。先代や地域の先輩ファーマーの伝統的な知恵と工夫に、現代の技術を調和させた“唐澤スタイル”に情熱を傾けています。「お客様から喜びの声やお便りが届くのが、何よりの喜び」と、農作業に今日も精出すお二人です。

ぶどう、くるみ、米 それぞれに息づく東御の恵み

この地の自然環境を十二分に生かした農業

「唐沢果実園」では、さまざまな果実、穀物を栽培していますが、ことに力を入れているのが、南に面した穏やかな斜面に広がる畑と水田で生産するぶどう、くるみ、そして米。日当たりがよくて雨が少なく、日中と朝夕の気温差が大きいという、農業に適した自然環境を十二分に反映させながら、農薬使用を極力抑え、自家熟成させた独自の完熟堆肥を中心に有機系肥料で土の力を高めて、自分たちが安心して食べられる作物だけを生産しています。

ナガノパープルやシャインマスカットなどの人気品種の生産体制を確立

巨峰生産の先進地として長い歴史を持つ東御市。その年の気候に大きく左右される繊細さから、栽培がきわめて困難とされる有核巨峰を筆頭に、巨峰は生産者の技術がものをいう果物。質も味もよい巨峰を毎年安定して出荷し、技術において地域でも一目置かれる唐澤さんですが、そこで立ち止まる二人ではありません。その技術を基礎として、土壌改良、寄せ、短小、接木、苗作りなどをおこない、さらなるおいしさを求めるとともに、ナガノパープルやシャインマスカットなどの人気品種の生産体制を確立しています。

「国内の最高品種」と評されるくるみの銘柄「清香」

一方、東御市はくるみの生産量日本一。製菓用、料理用などに全国へ出荷されています。唐澤さんが栽培しているのは、地元で見出され、大切に守り育てられてきた「清香」という品種がメイン。各方面から“国内の最高品種”と評され、甘さとほどよい脂質を含んでいます。全国でも有数のくるみの接ぎ木職人から貴重な接ぎ木を譲り受け、健康な木の育成を進めています。

苗から自分で育てた安心のコシヒカリ

唐澤さんは米の栽培にもこだわりを注ぎいでいます。米ぬか、もみ殻などの有機肥料で土を強くし、苗から自分で育てた安心のコシヒカリを育てます。稲刈り後、自家精米してお届けするのもポイント。つやつやの白米はもちろんですが、残留農薬の心配がない玄米を安心して味わえるのもうれしいですね。

ここが【匠】のポイント

おいしさと安心を追求する本気の農業

インタビューに応える唐澤さんご夫妻

「勤めを定年になったら、ぶどう栽培を本格化しよう」。三枝子さんはこの思いを胸に、約18年にわたり、着々と計画を進めてきました。もともと先代が営んできた巨峰の畑に入る機会は多く、果樹栽培は素人ではありませんでした。農機のプロとして長年活躍を続け、今も現役の政徳さんも、同様です。しかし巨峰の栽培は、あらためて「本格的に取り組む」という覚悟がいるほど、しっかりとした技術を要するものなのです。

三枝子さんは定年前の18年間、訪問介護の仕事に就いていました。地域の高齢者のお宅を訪ね、直接お話をうかがうのは、どんな学校へ通うより価値が大きかったといいます。訪ねる高齢者の方々は、巨峰栽培が地域に導入された当時から取り組み、全国に知られる巨峰の里・東御をつくってきた当事者たち。土地の土壌、気候をはじめ、さまざまな条件を熟知し、数々の苦労や工夫を実際に経験してきた、かけがえのない存在です。その宝物のようなお話を聞き、直接教えてもらったことが、今のぶどう栽培に生きているのです。

「本気になって5年、いろんな取り組みをして、お客様に喜んでいただけるぶどうを送り出せるようになったけれど、ぶどうは、まだまだ奧が深い。もっとよくしたいと思ったら、やることは限りなくあります」と、三枝子さんはしみじみ語ります。

そうした取り組みのひとつが、唐沢果実園のこだわりの土づくりです。自家熟成させてつくる完熟堆肥、栄養価の高い米ぬかや藁の使用、酵素の活用など、いずれも、土を元気にし、作物自体を健康にするもの。ぶどうにしろ、米にしろ、くるみにしろ、味、品質を高めるのはもちろん、農薬を極力抑え、作物の向こうに見えるお客様に安心をお届けするためにほかなりません。胸を張ってお届けできる作物を収穫することが、唐澤さんたちの誇りでもあります。

「それにね。小さな孫たちに、安心して食べさせられる作物をつくりたいもの」と、ご夫妻そろってやさしい笑顔を見せる唐澤さん。その温かな思いを注ぎこまれて育つ「唐沢果実園」の作物には、どれも、心なごむおいしさが詰まっていそうです。

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