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農の匠を訪ねて|VOL.04

【萬果園】

農の匠VOL.04|萬果園

人生を賭けて果樹栽培。大きな夢のための小さな一粒に、真剣な思いが息づいています!

私達が作っています|萬果園 中川さんご夫妻

東御市の千曲川右岸に広がるなだらかな段丘上の大地で、中川良二さん、佐代子さんご夫妻が巨峰の栽培を始めたのは2005年。証券会社に勤務し、国内はもとより世界が活躍の舞台だった中川さんが、「住みたい大地」として訪ねあてたこの地で取り組む新しい人生のスタートでした。約10年を経て、ぶどう畑は地域内の各所に点在し、栽培する品種も巨峰、ナガノパープル、シナノスマイル、ブラックビートなど約10種類。米、りんごの栽培にも熱心に取り組み、一年の長い時期にわたってお客様のニーズに応えられる体制を整えつつあります。
愛して止まない大地で生産する果物だから、その大地にふさわしく、味よく、品質よく、姿よく、妥協のないものにしたいとの信念のもと、土や果樹の健康管理に余念がありません。

環境を生かし、土の力、木の力を高めながら

インタビューに応じる中川良二さん

「産直は、お客様と生産者が直接つながるので、責任をより強く感じますね。喜んでいただける商品にしようと、普段の作業や、梱包にも、思いがこもります」と、口をそろえる中川良二さん・佐代子さんご夫妻。東御市で、ぶどうをはじめとする果樹園「萬果園」を営み、まもなく10年を数えます。

思わず深呼吸したくなるすがすがしい農園

お訪ねしたのは、ぶどうの摘粒や種なし処理の作業でお忙しい初夏の頃。葉が青々と美しく茂るぶどう棚の下は、そこにたたずんでいるだけで、身体の芯まで染まって仕しまいそうな緑色。これだけ元気に葉が茂っているのに、柔らかな陽光が畑全体に注ぎこみ、棚下は心地よい明るさに満ちています。風のわたりも心地よく、思わず深呼吸したくなるすがすがしさが、感動を誘います。

健康な畑だから生態系が豊かです

「この恵まれた環境を最大限生かし、健康で丈夫な木を育て、健康な果実を収穫するのが、私たちの農業です。生態系に影響が出る科学肥料や除草剤は使わずに、土の力を高め、木にがんばってもらえるよう、手をかけているんです」。お届けする方々に、自信を持って味わっていただくことを最大の喜びに、手間ひまを惜しまず、技術と愛情を注ぎ続ける中川さんご夫妻です。

ここが【匠】のポイント

「萬果園」に込めた大きな夢

インタビューに応える野中さんご夫妻

中川さんの農園の名は「萬果園(まんかえん)」。都会から移り住み、初めて就農する若い二人が名付ける名前としては、古風な雰囲気が漂っています。「そこがポイント!」と、佐代子さんは屈託なく笑います。「今、果物を愛するのは、若い方々よりお年を召した方々。その皆さんに覚えてもらえる名前にしようと考えたのです。信頼していただくという観点からも、伝統ある農園のイメージはマイナスにはならないだろうと思いました」

10年近い年月を経て、「萬果園」は地域の人々にも知られ、本物の伝統を備え始めています。「萬」は、「たくさんの」とか「よろず(何でも)」といった意味を持つ文字。巨峰からスタートした農園を、「いつかいろんな果物を生産する総合果樹園にしたい」という、ご夫妻の大きな夢が込められています。ぶどうの種類を増やし、りんごなど新たなアイテムを増やしてきたのも、その一環。ただ拡大するのではなく、こだわりを感じさせる、おいしい果物を生み出す農園にしていくことが目標です。

就農前、良二さんは大手証券会社のシステム系の技術者でした。経済の最先端を支え、国内外をフィールドとして働きながら、「人生の後半は信州で送りたい」という思いを胸の内に抱いていました。子ども時代にキャンプに訪れたり、好きな山登りで繰り返し訪れたりして芽生えた信州への思いが、年齢とともに大きく育っていたのです。「信州に住んで、システム系の企業に転職するか。いや、どうせ苦労するなら自営で一から。しかし家族は……」

悩み続ける良二さんの背中を押したのは、「実は、アメリカ暮らしを夢見ていた」という佐代子さんでした。人生を賭け、就農の体験も兼ねた住処(すみか)探しの最中に、千曲川の左岸から偶然目にした対岸の丘が良二さんを魅了しました。東御の広い段丘が、朝日を浴びて輝いていました。「あの場所に住む」。直感と、強い決心で移住を決意して以来、東御の大地への中川さんの愛着は深まるばかり。それが、土地の個性を生かす「萬果園」の農業に息づいているのです。

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